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2011年10月17日
昨日16日、チェンバロ教室の合間をぬって(というより「15~17時は演奏会を聴きたい」と、生徒さんに我儘なお願いをして)、北九州市立響ホールで催された、ピアノソロリサイタルを聴きました。
昨日のプログラムは、上記のチラシのとおり、ハードな演目ばかり。
しかし、総合的にとてもすばらしい演奏で、奏者が常日頃から、勉強に精進されているのが、演奏から手に取るようにわかり、久しぶりに満喫した「ピアノソロリサイタル」でした。
まず、各作曲家の「時代様式」を的確に弾き分けておられました。
バッハを例にとれば、バロック音楽の基本に忠実な解釈の中、ピアノという楽器の特徴(良い点のみ)を盛り込んだ演奏でした。
次に、音色がとてもきれいで、種類が豊富でした。
繊細な音はもちろんの事、迫力ある音も濁らず、厚みと温かみのある、透き通った音色を、ホール中に醸し出しておられました。
それから、音の響きから、演奏曲目(時代様式)を考慮して、楽器を整えた様子が伺えました。
先日、チェンバロの演奏に関連して、楽器の調律・調整・整音のお話と、楽器のコンディション如何で、奏者の醸し出す音色や響きは変わると書きましたが、まさに、昨日の演奏会はそれを証明してくれたように思います。
おかげ様で昨日は、レッスンと演奏会、とても充実した時間を過ごせました。
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