縁とは不思議なもの

kazumi-san

2012年10月19日 13:00


私が委託講師を務めるH教室の9月のレッスン日、H教室の住所で私宛の葉書を受け取りました。

差出人に心当たりはなく、でも、「所有の楽器をどなたかに譲りたい」という用件を簡潔に書かれ、ご丁寧に往復葉書で申し出くださったゆえ、H教室主催者と協議の結果、「楽器を拝見させていただきたい」との返答を返信葉書にてだしました。

後日先方のNさんから、楽器拝見のご自宅訪問の快諾を賜り、先週末、訪問先近くにお住まいのKさんとお伺いしました。
上記の写真は、譲渡者を探すために、訪問の際に許可を得て写したものです。

寄贈者のNさんのお話から、偶然にも共通の知人が複数いる事がわかり、初訪問・初対面にもかかわらず、時間があっという間に過ぎた、楽しい午後のひとときでした。

Nさんのご厚意を無駄にすることなく、私の生徒さん達に尋ねたところ、Yさんが申し出てこられました。すぐにNさんに連絡を取り、あとは双方でご相談ということで、私の役目は終わり。そして昨日、Yさんより「Nさんの楽器は無事にYさん宅へお嫁入りした」との連絡。一連のお話はさわやかな心地で落着しました。

葉書の宛先人についてNさんお尋ねすると、H教室のチラシでチェンバロ奏者の私を知ったとの事、つくづくご縁とは不思議なものだと痛感し、日頃の言動に責任を持たねばと自覚した次第です。

最後に、Nさんには心より感謝申し上げると共に、譲りうけたYさんには楽器を大切に使っていただきたいとお願い申し上げます。Yさん、頑張ってレッスン来て下さいね。

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