2011年02月21日

チェンバロについてPart3-3

「チェンバロという楽器について」のシリーズです。

Part3の①と②では、

①鍵盤楽器の歴史 → 鍵盤楽器類で、最も古いのが「オルガン」であり、2千年以上前のエジプトが発祥の地であること。

②ピアノ → 1700年頃、イタリアのB.クリストフォリによって作られ、度重なる改良を経て、我々が知っている、現在のピアノの形に完成したのが、1900年代後半以降であること。

を、お話しました。


突然話は変わりますが、私が「チェンバロを教えています。」と自己紹介した際、チェンバロをご存知ない方は、「チェンバロって何ですか。」、チェンバロを知っている人は「ピアノを小さくしたような形の楽器ですね」というような、2通りの応えが返ってきます。

そして、ほとんどの方たちが、「ピアノが弾けるからチェンバロが弾ける」、とか、「ピアノが弾けないとチェンバロも弾けない」と、考えるようです。

察するに、チェンバロとピアノは、見た目が似ていて、どちらも鍵盤を弾いて音を出す楽器だからでしょう。


では、「チェンバロとピアノが同じものなのか」、私は、2010年7月30日、響ホールで催された「チェンバロ体験教室」で、これをテーマに、受講生の皆さんと検討してみました。


体験教室を受講された20名の方たちは、多少のレベルの差はあったものの、全員がピアノ経験のある方たちでした。

ホールの舞台上に、演奏会用グランドピアノと、フレンチモデルのチェンバロを並べ、これらの楽器を比較してもらった結果、主に下記のような相違点を発見してくれました。

●鍵盤の数
●鍵盤の配列
●鍵盤の大きさ
●鍵盤の色(材料)
●ペダルの有無
●タッチ(音を出すしくみ)  などなど

この中で、特に強調して申し上げたいのが「音を出すしくみ」です。

つまり、チェンバロは、鍵盤を押すと弦を爪ではじいて音を出す構造の『有鍵撥弦楽器』、ピアノは、鍵盤を押すとハンマーで弦を打って音を出す構造の『有鍵打弦楽器』です。

「音を出すしくみ」を基準に考えれば、「似て非なるもの」なのです。




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