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2011年02月21日

「チェンバロ」という楽器について、今日はシリーズ3回目の続編です。

Part1は、チェンバロが西ヨーロッパの古い鍵盤楽器である事、その起源と語源、そして、国によって呼び名が異なる事を書きました。

Part2は、チェンバロという楽器の形、構造と音を出すしくみについての説明をしました。

一昨日10月19日のPart3の1では、チェンバロとピアノを比べる前に、鍵盤楽器の祖先、オルガンについて、書きました。


今回は、ピアノについて、お話します。

上記イラストの楽器、今日我々は「ピアノ」と呼んでいます。

でも、もともとは、「ピアノフォルテ」の略称です。

音楽用語で「ピアノ=弱く」「フォルテ=強く」。

つまり、「弱い音から強い音まで出せる楽器」という事です。


ピアノを漢字で書くと「有鍵打弦楽器」。

読んで字の如く、鍵盤が付いていて、ハンマーで弦を打って音を出すしくみを備えています。


ピアノは、音量が豊かで余韻も長く、音に強弱の変化がつけやすい楽器です。

また、ペダル機構を持っていて、音に種々の効果を与えて、演奏能力と音楽性を高めています。

加えて、和声楽器と旋律楽器の両面の要素を備えているので、「独奏用」にも「伴奏用」にも適しています。

形は、グランド(平型)とアップライト(堅型)の2つ、各々、小型から大型まであります。


ピアノは、1700年(イタリア・メディチ家の楽器目録による)頃、イタリアのチェンバロ製作家、B.クリストフォリによって発明されました。

B.クリストフォリは、チェンバロのボディを使って、ハンマーで打弦する楽器を作り、この楽器を「piano e forte(ピアノ・エ・フォルテ)」と名づけました。

その後、この「ピアノ・エ・フォルテ」は改良がなされて、世間一般に広まってくるのは、モーツァルト(1756~1791)の時代です。

それ以降もピアノは、頻繁に数々の改良がなされます。

そして、長い年月を経て、我々が知っている、現在のピアノが完成されたのが、19世紀後半以降なのです。


ちなみに、20世紀に入ってからのピアノは、本質的な変化はありません。

しいて言えば、部分的改良や量産への適応が見受けられます。



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